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故 山本勝朗先生のご逝去を悼む
近畿学校保健学会に永年にわたり御貢献賜わった本会名誉会員・山本勝朗先生が先日御逝去されました。謹んで弔意をささげます。
山本先生は、大阪市立大学教授を停年退官されてから、本年3月まで堺市立百舌鳥養護学校校医として知的障害児の為に、永く御指導を賜わりました。
先生は長い将来の展望をもって、学校の職員に同校の児童生徒についてくわしく記録にとどめる事を指示されました。
さまざまの障害を持つ子供が発育するにつれて、将来どう変わってゆくか、常に希望を持って見守って行く事の大切さを御指導いただいたと考えます。又一方子供さん達のかくされた可能性を信じて行く様に親御さん達にもやさしくはげましておられました。
時には学校や市の職員にはきびしく指示される事もあった先生ですが、子供達やその保護者には、やさしく笑顔で接されるのが常でした。
百舌鳥養護学校の校医をされる一方、A養護学校(病虚弱児のためにあった)の廃校に伴い、市内の一部の小、中学校に新設された養護学級への巡回指導も始められました。
月にl回、時には数回各学級を巡回されて、各学校の養護学級の教諭に指導をいただく様子は百舌鳥養護学校に於けると全く変わりはありませんでした。
また昭和53年からは心身障害児就学指導委員会の委員長として毎月出務されて、病虚弱児や知的障害児の対応について、御指導をいただいたときいております。
非常勤公務員として、報われる事の少なく、労多い仕事を高齢の先生がつづけられたのは、ただ子供達への愛情に支えられたものだったと思います。
本当に長い間、有難うございました。
(竹中 恒夫)
――平成14年1月15日 近畿学校保健学会通信 No.101 より――
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