近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第IV期
 

48回近畿学校保健学会 印象記

滋賀大学教育学部附属中学校  板持 紘子


名神から中国道を西に車を走らせながら、この前兵庫教育大を訪れたのは、阪神淡路大震災の為、急遽会場を引き受けていただいた6年前。JR三田駅からチャーターバスを運行していただいたことを思い出しながらの参加であった。

今回の学会の特徴は、新しい試みとして地域との連携を図った教育講演会であった。地域の参加者は少なかったと三野学会長の話であったが、今日的教育課題である「心の問題」ゆえに地域の方々の参加者が多くなかったことは残念であった。

特別講演「薬物乱用防止教育の考え方と進め方」、シンポジウム「健康・安全に関わる総合的な学習の現状と展望」、ポスターセッションと1日開催の内容としては盛りだくさんな計画だ。一般発表がすべてポスターセッションというのも、新しい企画であったが、私自身はなれない短時間の発表が時間の関係でさらに短くなり、物足りなさを感じた。また、ポスターは常に開示してはあったが、検討する時間がなくこれも少々不完全燃焼の感がした。しかし、学会の方向性を模索した新しい企画に敬意を表したい。まもなく50周年を迎えようとしている近畿学校保健学会、実践の場で学校保健を支える養護教諭の参加がもっと多くなってほしいと願う。

話し変わって、過日中央アルプスの駒ヶ岳に登った。お花畑を過ぎると急な瓦礫・岩場を乗り越えるとなだらかに、アップダウンしながら頂上を目指す。汗を流しながら学校保健の道のりと同じと思えてならない。ただ、私が一歩を踏み出さないと山からは近寄っては来ない。養護教諭自身がいつ一歩を踏み出すのか、多くの山の中からどの山を目指すか、ひとつの山を制覇すれば次に目指すところはどこかと。私自身遅々たる歩みではあるが研究を実践に、実践を研究の域に一歩一歩と近づけるよう努めたい。              

――平成13年9月2日 近畿学校保健学会通信 No.100 より――

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