近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第IV期
 

47回近畿学校保健学会 印象記

兵庫教育大学  永井 純子


梅雨の中休みでしょうか、昨夜まで降り続いた雨も今朝は晴れて蒸し暑い一日となりました。真新しいJR藤森駅からほんの数分歩いたところにある京都教育大学は深い木々の緑がとても印象的でした。第1会場では健康教育・健康意識、保健室、健康・体力、第2会場では発育・発達、生活習慣、疾病管理・支援、第3会場では結核、薬物、性・性教育、心の健康についての発表が行なわれました。どの会場も同じ建物内でしたので、参加の方々の移動がスムーズに行なわれたのではないかと思われます。私は第2会場の生活習慣の部で発表させて頂きましたが、熱心に耳を傾けて下さる先生方の姿が数多く見られました。時間内に十分議論できない場面もありましたが、発表後に関心を持たれた先生とお話させて頂きました。私にとっても貴重な時間を持っことができ、大変感謝しています。

午後から行なわれた特別報告、特別講演そしてワークショップでは「結核の集団感染について」、「少年犯罪と非行をめぐって」、「ロールプレイによる授業展開」と興味深い内容が続き、暑さを忘れて聞き入ってしまいました。滋賀大学保健管理センターの 林 正 先生の報告からは結核等の病気がいつでも我々の身近に起こり得ること、又、その適切な対応がいかに重要であるかを改めて認識させられました。続いて行なわれた特別講演で取り上げられた「少年犯罪と非行」の問題は数日前にちょうど神戸少年事件の被害者の父の手記を読んだばかりで、あの事件のことを鮮明に思い浮かべながら山中先生の話に聞き入りました。私自身も近年の子ども達の変化は本当に異常であると感じています。人間形成の過程には社会、自然、個人の生得的な環境と教育が働いていると言われています。豊かな心を持ち、たくましく生きる人間を育成することは教育の目的であり、教育者だけでなく、すべての大人がこの問題に真剣に取り組み、その方策を模索して行かなければならない義務があるということを改めて深く心に刻みました。最後に行なわれたロールプレイによる授業展開では会場から参加された演者の方々の迫力ある演技に魅せられながら、「どこでどのように実行したらよいか」などと考えを廻らせていました。思えば初めて参加したのが前回の京都学会で、以来当学会に深く関わることになりました。また事務局の仕事を手伝わせて頂いたことから、これまで学会を支えてこられた多くの先生方の熱意と御努力に触れることができ改めて敬意の念を抱きました。

当学会の今後のますますの御発展を心からお祈り申し上げます。


――平成12年8月31日 近畿学校保健学会通信 No.97 より――

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