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幹事長の就任にあたって
兵庫教育大学 勝野 眞吾
この度、はからずも幹事長に選出され、前幹事長の滋賀大学 林? 正 教授の後を引き継ぐことになりました。私自身は経験が浅く、伝統ある近畿学校保健学会の運営をさせていただくという重責に身の引きしまる思いです。
近畿学校保健学会は大阪市立大学の一色 玄 教授が学会長を務められました今年度、第43回を迎えました。学校保健にかかわる全国規模の学会としては日本学校保健学会がありますが、この学会も今年度第43回大会を迎えます。わが国の多くの学会は通常まず全国規模の学会がもたれ、その後それぞれの地方学会が支部学会としてつくられています。しかし、学校保健学会の場合は近畿学校保健学会をはじめとして、各地域での学会が先につくられ、その連合体として全国学会が後からつくられたという歴史があります。近畿学校保健学会の設立の当初からの特徴である地域に足を据えた学会活動は、学校保健学、健康教育学の最も正当なあり方であると思います。
身近な地域を基盤にした研究、実践から健康課題に対するグローバルな視野が開けると考えています。
近畿学校保健学会は毎年近畿の6府県の回り持ちで開催される年次学会を基盤にしています。年次学会では、教育学、保健学、社会医学、臨床医学などの異なった分野の専門性をもつ先生方が学会長を務めてこられ、毎年特色ある切り口の学会運営がみられます。参加者も養護教諭、保健体育教諭、教育委員会、学校医、学校歯科医、学校薬剤師、大学研究者など多様で、学際的議論が可能です。最近では大学院学生など若い会員の参加もめだつようになりました。本学会は固定した学会員を確保しにくいという困難をかかえてきましたが、学会での自由で活発な議論による相互批判こそが学会への求心力を生み出すと思います。
上林久雄先生、武田眞太郎先生、林 正 先生の歴代の幹事長、幹事の先生方の御努力により、学会規約が制定、整備されて近畿学校保健学会も学会としての基礎固めができました。この基盤に立って学会をさらに活性化し、学会員の共有の知的財産となるよう微力を尽くすのが私の務めと考えています。学会員の先生方の御指導と御協力をよろしくお願い申しあげます。
――平成8年8月31日 近畿学校保健学会通信 No.85 より――
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