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第43回近畿学校保健学会を終えて
第43回近畿学校保健学会 会長 一色 玄
平成8年6月8日(土曜日)に開催されました本学会は無事に終えることができました。ここに御報告できますことを心からうれしく思います。と同時に、参加された会員の皆様に加えて、一般講演を頂いた先生方、特別講演とシンポジウムの講師の諸先生方、そして、快くお引き受けくださった座長の先生方など多くの方の御協力を得て、はじめて完遂し得た大会であったと感じております。
まず、一般講演では、最近問題となっている、エイズ・性教育、学校における心理的な問題というホットな話題、環境や統計、教育、保健室といった、学校保健が抱えている様々な問題に対するアプローチによる研究などが報告され、39題にも及ぶ充実したものとなりました。
シンポジウムは、私たち医療の現場におる者の視点から「学校と医療機関の連携」をテーマに企画いたしました。時間が不足しましたので、指定発言者とシンポジストとの間の討論に終始し、フロアーからの広い御発言を加えた討論ができなかったことを申し訳なく思っております。しかし、学校の第一線で活躍しておられるコメンテータや校医の先生の貴重な御意見により、私たちの意図したところが多少なりとも表現できたのではないかと考えております。また、一般講演にも関連した報告があり、私どもの意図したところが現場での大きな問題となっている点を感じました。
特別講演は、この面ではベテランの倉戸ヨシヤ先生にお願いして、学校における心理的な問題を様々な角度から解説していただきました。当方の準備不足でOHPが間に合わなかったのと、質問の時間を設けることができませんでしたので、充分なご理解が得られなかったと危惧しておりますが、ご主旨は理解いただけたのではないかと考えております。経験豊かな倉戸先生のお話の中から今後の教育現場に活かせるヒントを一つでも汲みとっていただければ企画者として幸甚に考えます。
当日は、私ども大阪市立大学に建設中の学術情報総合センター(10月オープンで、当日見ていただけなくて残念です)関連で工事中の場所も多く、また、メイン会場のエアコンが壊れるというアクシデントの中、心配していました雨も何とか夕方までは持ちましたので、関係者一同、ほっとしたところです。何分、前日まで夜間の授業があり、準備時間が足りないために手書きの案内も一部ありましたが、全く手作りの学会はいかがでしたでしょうか。
本学会、近畿2府4県持ち回りですが、会員(研究者や現場の先生)に加えて、多くの当日会員が参加しています。そして、研究と現場との接点となる非常に大事な場であり、望むなら、学校医の先生方、現場の先生方にも多くの参加を頂ければ、より充実したものになると考えるところですが、私どもの準備不足、PR不足で、申し訳なく思います。今後は、ぜひこのよき伝統をさらに発展させるように期待するとともに、今後も学会運営に努力をしていく所存であります。
何分にも不慣れなために、幹事長の 林 先生からは、きめ細かいアドバイスを頂きましたが、きっと学会の運営に気をもまれたこととお察しし、改めてお詫びと感謝をいたします。
最後ではありますが、本学会開催にあたり、幹事の諸先生方、学会員の皆様方、そして、後援いただきました大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、および協賛いただきました大阪府医師会、大阪府歯科医師会、大阪府薬剤師会、さらに、援助いただきました協賛各位には、この場をかりて、厚く御礼を申し上げる次第であります。
これからも伝統ある近畿学校保健学会の盛会と、よき伝統が続きますように、微力ながら協力をさせていただきたいと感じております。
――平成8年8月31日 近畿学校保健学会通信 No.85 より――
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