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編集委員の声
林 正
推薦制による上林幹事長から武田幹事長に引き継がれ、武田先生には、第33回から第39回までの6年間をお世話願いました。主として役員選出規定の策定・学会活動の充実、固定会員の確保等の問題解決に努力された時期であります。その結果は固定会員も300名を数え、学会会計も黒宇決算となり、一般演題も30題を超える状況となり、学会としての基礎固めができた時期でもあります。これを受けて新しい役員選出規定に基づく選挙によって、はからずも私が幹事長に選出されましした。小規模な教育学部での事務所の担当は気の重いものがありましたが、第40回から第43回までの4年間を担当させていただきました。ボランティア活動に徹することを心がけ、一つでも本学会にとって豊かな学会活動の芽が出ることを願っていました。ロンドン大学小児保健研究所に学んだ縁で、J・M・Tanner 名誉教授に特別講演(第33回)をお願いできたことや、Dr.Hauspie氏(ベルギー自由大学)による講演会(1995.11)の開催等は、その一貫の仕事でありました。緊張感の中での仕事が印象に残っていますが、充実していたように思います。近畿6府県で開催された各学会長の声は、その都度学会通信に掲載されていますが、学会での研鑚の場が学校保健の実践活動に生かされ、児童生徒の健康な学校生括の実現に寄与することへの願いは共通していたように思います。
ところで全国学会である日本学校保健学会を誕生させたのは8つの地方学会(北陸・九州、東北、東北、近畿、東海、関東、中四国、北海道)であることはよく知られていると思います。2003年(平成15年)は本学会と全国学会は、共に50周年を迎えます。この時期にあたって、21世紀を展望し、あるべき発展の方向性を検討しておくことは重要な課題かと思います。50年を経過して未解決の問題は早く整理して早急に再構築すべきと思われます。地方学会と全国学会の関係は、学会開催地との関係で生きている面がありますが、更に地方の長所を生かし、短所を補い、有意義な学会としての位置付けが必要かと思います。例えば、本学会は学会誌を刊行していません。その事と関連して学術団体として公に登録されているわけでもありません。この機能は全国学会のみが有しているのが現状であります。全学会員が誇りを持って学校保健の仕事に邁進できる環境の整備も必要であり、一歩一歩進めてもらいたいものです。
Hauspie 講演会の様子(京大会館)
(写真提供:林 正)
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