近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 III 期
 

第42回近畿学校保健学会印象記(1)

大阪教育大学  白石 龍生


今回の学会は、阪神淡路大震災のため会場を変更せざるを得ないという状況になり、学会を担当された勝野学会長をはじめ兵庫県の皆様は大変ご苦労なさった事だと思います。心よりお礼を申し上げたいと思います。

本学会に入会してほぼ20年になりますが、今回初めて印象記を書く事になりました。長初に学会当日会場等で聞いた会員の生の声を引用した上で、学会に対する希望もこめて印象を書きたいと思います。

「観光旅行みたいですね。」(JR三田駅で事務局がチャーターして下さったバスを見て)「座長受付や発表者受付は必要ないのかな。」(受付にて)「評議員ばかりの学会ですね。評議員にも会費未納者が
いますね。」(評議員会会場にて)「参加者が少ないし、若い人はほとんどいませんね。」(総会会場にて)「豪勢な料理ですね。」(懇親会会場にて)

学会に参加する時会員は何を期待しているのでしょうか。次の3点あるように思います。

第1には、学会のメインである一般講演の内容を聞き、新しい研究成果を知るとともに、自分と同じような研究を行っている仲間を見つける事が考えられます。今回前もって連絡もなく一般講演の発表者が到着しなかった(できなかった)会場があり、座長の先生が困られるという場面がありました。たまたま私が聞きたい演題でしたので非常に残念に思いました。発表者の受付があれば、事前に発表者が未到着である事がわかり、対応できたのではないかと思います。実は私もかつて筑波大学で行われた学会に参加する際、首都高速の大渋滞に巻き込まれ、東京駅から筑波まで4時間以上かかり、発表が出来なかった経験を持っています。その時は幸いにもバスの中に電話があり、学会事務局と連絡でき、私の発表を一番最後にまわしていただいたのですが、その時間にも到着できなかったという有り様でした。今回も中国縦貫が渋滞していたようですので発表予定の先生もイライラなさった事だと思います。学会当日の受付のそばに電話を設置するとか、発表者の受付をおくといった配慮が必要だと思います。

学会参加の目的第2には、特別講演およびシンポジウムを聞いて勉強するという事があると思います。テーマによっては参加したくない場合もありますので。学会事務局は会員の二一ズを把握しなくてはならないので大変だと思います。第3には、久しぶりに恩師にお会いしたり、会員相互の交流を図るという事があると思います。懇親会は絶好の機会となると思います。

ところで本学会は、10年ほど前に大きな改革をし、それ以前の固定会員もなく、財源もないという状況が打破され、上林先生、武田先生そして現在の 林 先生という歴代の幹事長をはじめ学会員の努力で、ようやく学会としてその機能を発揮するようになってきたと思います。しかし会員のほとんどが評議員で構成される事、年次学会の参加者数が少ない事、会費未納者が2割あり、事務所が督促状を送るという事はやはり問題だと思います。学会は個人の意志で入会し、活動する所であるとすれば、学会自体の活性化を図る時期にきていると思います。

本学会の目的は、会則でみますと、1. 総会、年次学会の開催 2. 会誌その他の出版物の刊行 3. 学校保健に関する調査研究 4. その他本学会の目的達成に必要な事業の4項目があげられていますが、3および4については何もなされていないように思います。学会として一定予算を計上し、共同研究を公慕するといった事が学会の活性化につながるのではないかと考えます。さらには学会発表にどしどし参加する事が大切だと思います。私も最近発表から遠ざかっています。来年は学会発表が出来るよう努力したいと思っています。また近畿学校保健学会の特色はどこにあるのかその存在自体を再考する必要もあるように思います。学会に参加して本学会が大きな転換期にさしかかっているように感じました。


―平成7年8月31日 近畿学校保健学会通信 No.82 より―

 

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