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第40回近畿学校保健学会を終えて
第40回近畿学校保健学会 会長 猪尾 和弘
第40回近畿学校保健学会は、去る6月12日(土)和歌山大学教育学部附属小・中学校の諸施設をお借りして、研究発表32題からなる一般講演と、3題の公開討論講演並びに、上林久雄先生の招待講演からなる記念行事を、いずれも盛会裡に終了しました。
近畿の中心からは遠隔の地、和歌山市内で、しかも実績乏しい学会長のもとで、発表の申込数や、参加者数はいかなるものか、さらには、配下三人の小世帯で進める準備に不安があり、当日の運営には学外から多数応援者を得なければならぬことは自明で、“お願いごと”の連続でした。
平素は御無沙汰そのものである先輩方や、一面識もない方々に対して、委員会の決定通りに座長を依頼したのも心苦しいことでしたが、全ての方が同意して下さり有難う存じました。シンポジストの3先生には、まだ成書では見られない注目すべき知見や研究成果を御披露願い、質疑には明快な説明、解説をつけ加えて戴きました。また、招待講演での上林教授の、歯切れよい学校保健発展史観、単刀直入な人物評や苦労話は第40回学会記念にふさわしいしめくくりであったと思います。
小生の懸念をよそに、学会当日は梅雨中の晴天となり、予測を越える200名近い参加者が3つの会場で進行した一般研究発表・討論の後も、午後の記念行事で一堂に会され,学会充実にご配慮くださいました。運営委員・事務局を代表して心より御礼申し上げます。
さて、来年の学会は、京都府の当番となり、京都大学の八木 保先生が、御世話下さることとなりました。資金調達はますます困難が予想され、或いは学会の開催要領にも変更が余儀なくされるかもしれませんが、学会員一同が、この伝統ある研究発表集会を維持するべく、応分の努力をするべきものと考えます。
会員皆様方の御健勝と御発展を祈念しながら学会終了の御挨拶と致します。
――平成5年8月31日 近畿学校保健学会通信 No.76 より――
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