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幹事長の就任にあたって
滋賀大学 教授 林 正
この度、はからずも武田前幹事長の後を引き継いで新幹事長に選出されました。浅学菲才の上に慣れない仕事をお引き受けするにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
近畿学校保健学会は39回を終え40回を迎えようとしています。学会としては、成熟期に入ってきたと思われます。この学会との出会いは私の手元にある学会通信によりますと、No.11(昭和42年5月30日於奈良教育大学)が最も古いものであります。これによりますと、武田前幹事長(当時神戸大学助教授)は次の事を申し述べておられます。「学会の討論に際してお互いの主張は異なっても、教育の現場に役立つという共通の願い(理念)があればこそ、学問的なきびしさのうちにもなごやかな雰囲気がかもしだされるものと思っている。たとえささやかな研究報告であっても、それを元に学問的なほりさげが行われるよう会員の方々に真剣な討論をお願いしたい。そして教育に関連した学校保健をほりさげたい。」既に25年が経過していますが、この理念は今も変わらないと思います。
滋賀大学で学会をお引き受けするのは、今回で4回目であります。振り返ってみますと、学会としての基礎がかためられたのは、昭和56年(1981)に上林教授(成蹊短大)の暫定幹事長時代に会則改正の見直しが行なわれ、役員選出規定、学会員の確保などの問題が取り上げられました。ついで武田前幹事長時代には、宿題であった役員選出規定の策定、学会員の確保、学会活動の充実などの問題を解決して軌道にのせられた時代といえるかと思います。第33回の本学会(於滋賀大学)から第39回の本学会(於滋賀大学)までの一巡6年間をお世話いただいたことになります。前幹事長がなされたような学会運営ができるかどうか、はなはだ心配でありますが、残された課題をできる事から、少しづつ解決していきたいと考えています。
若い研究者や実践の場にある先生がたが、これからの学校保健や健康教育の学問的研鑚の場として、その成果が実践にいかんなく生かされる問題解決の場として理解され、一人でも多くの参加者をえて学会の充実と発展の方向を明らかにしていく仕事に結びつけられることを願っています。
最後になりましたが、学会員の諸先生がたのご指導とご協力の程宜しくお願いします。
――平成4年8月31日 近畿学校保健学会通信 No.73 より――
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