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第38回近畿学校保健学会の開催にあたって
第38回近畿学校保健学会 会長 河瀬 雅夫
(天理大学体育学部 教授)
昨年6月、大阪大学の主催で開催されました第37回近畿学校保健学会の総会において、第38回学会を奈良県が当番としてお世話させていただくことになり、未熟者の私が、伝統ある当学会の学会長として大役を仰せつかりました。会員の皆様方の暖かいご支援と、関係機関の多大な協力を賜わりまして、有意義な学会にいたすべく、微力ながら努力いたしたいと存じます。
開催要項にもありますように、期日は平成3年6月15日(土)、会場は奈良市の玄関口にあります「奈良市中央公民館」にさせていただきました。この会場は近畿日本鉄道奈良駅より徒歩で3分、JR奈良駅より同じく8分と便利な場所にあり、第32回学会を開催したお馴染みの場所になります。また、新緑の新装整備された奈良公園にも近く、昼の休憩の散策にも適している会場と考えております。詳細につきましては、次号の学会通信に掲載をいたします。
本学会の日程と内容につきましては、幹事会、評議員会のアドバイスを基に、奈良県の運営委員会を開催して検討した結果、要項に掲載いたしました内容になりました。あまり代わり映えのしない学会の流れとお叱りをこうむるかと存じますが、特別講演とシンポジウムの内容を充実したものになるように企画いたしました。また、多くの成果のあがる討議を期待して午前中を一般講演の演題について検討していただき、午後を総会、特別講演、シンポジウムといたしました。
特別講演は、生涯学習としての健康を考える時代であり、指導要領の改訂もこうした体系の中から考えることに変ってきたこと。健康教育では先進国とされている欧米にあって、健康を啓蒙するだけの教育の時代はすぎ、経験をとおして実践させる時代に変化しており、それに加えて「自主、積極、努力」を要求されるに至っております。一方、こころと体の関係を思考し、いのちの尊さを再考することが強く要求されています。こうした時代背景に鑑みて、元天理よろず相談所病院 憩の家病院長山本利雄先生に講演を依頼いたしました。先生の胸部外科医としての症例を基にした生命の尊厳や、海外医療部長としての豊富な経験は今回ご参加いただく会員の皆様のみならず、多くの聴講いただく人に感銘を与え、示唆に富んだお話が伺えるものと確信いたしております。
こうしたことから、シンポジウムのテーマも身近であり、問題が山積している題材を選びました。フロアーからの活発な発言が得られるよう、ご協力を賜わりますよう期待いたしております。特にこの度は、テーマに副題を付して具体化をはかり、会員以外の関心をお持ちの方にも気軽に討論に参加していただけるように、また、若いフレッシュな会員にも発案いただける工夫をいたしたつもりであります。
最後に、学会開催日が会場の計画もあり土曜日になり、昨年の「現場の先生方の抵抗ない参加のためには日曜日に」と言う主旨にそえない結果になりましたが、当番にあたる県の事情など、種々の検討を重ねました結果として、開催要項に示しました期日に決定させていただきました。
ご参加の会員各位、多くの関心をおよせになる皆様のご理解を賜わりたく存じます。
――平成3年2月15日 近畿学校保健学会通信 No.68 より――
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