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第35回近畿学校保健学会の開催にあたって
第35回近畿学校保健学会 会長 金井秀子
(京都教育大学 教授)
昨年6月和歌山大学で開催されました第34回近畿学校保健学会大会の総会におきまして、次回は京都府が当番としてお世話させていただくことが決定され、同時に私が学会会長の大役をお引き受けすることとなりました。会員の皆様方の暖かい御支援を賜わりまして、意義深い学会大会にいたすべく、微力ながら努力いたしたいと存じます。
開催要項にもありますように期日は6月12日(日)、会場は京都伏見区にあります京都教育大学教育学部にさせていただきました。学舎は京阪電車藤森駅と墨染駅とのほぼ中間にあり、徒歩でほぼ5分ぐらいのところにあります。深草少将と小野小町のゆかりの地で、樹木も多く、静かなキャンパスであります。詳細につきましては、次号の学会通信に掲載させていただきます。
本学会の日程および内容は、慣例に従って、午前中は一般演題の発表と質疑を行ないます。限られた時間ではありますが、出来るだけゆとりをもたせて、十分に討論していただけるように工夫したいと考えております。多くの方々による研究の成果の御発表を期待しております。午後の特別講演では「スポーツ障害予防と保健指導」についてスポーツ医学の専門家でもある、榊田喜三郎・京都府立医科大学整形外科教授にお願いしております。近年、発育期にある子どもに激しいスポーツのトレーニングによって骨や関節等に傷害が多くみられるようになりました。学校保健指導の立場からの予防的処置や日常生活での指導などについて、臨床現場からの示唆に富んだ講演をしていただけると思います。また、シンポジウムでは子どものストレスに対する反応としての病気や不適応の症状について、早期に見つけて早期に対応することが必要であります。学校では保健室が大きな役割を担っているのですが、家庭との協力体制がなければ非常に困難であります。子どもの心の問題を実際に子どもと親を治療し、相談にのってられる、医師や教諭の方々の討論の場を企画いたしました。二十一世紀に向かって種々の困難をも克服し、厳しい環境にも適応していける、たくましく健康な子どもを家庭も学校も一体となって育てていかなければなりません。心の健康問題について生々しい議論を展開していただきたく思います。
大会当日は日曜日でもあり、大勢の方々の御参加を得て、大会を盛り上げていただきたく、心からお願い申しあげます。
――昭和63年2月1日 近畿学校保健学会通信 No.59 より――
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