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第34回近畿学校保健学会を終えて
第34回近畿学校保健学会 会長 松岡 勇二
前夜来からの風雨がおさまった6月20日(土)、和歌山大学を会場として、第34回近畿学校保健学会が開催されました。 遠路、交通の便が悪いにも拘らず、早朝より、多数の会員に御出席いただきまして、心から感謝申し上げます。
午前の一般研究発表は38演題の多数にのぼり、加えて質疑の時間を増やしましたので、先生方の熱意ある討論が行われ、例年にも増して盛り上がったものと確信いたしております。
また、午後の特別講演では、精神科医でマヤ文化の専門家でもある宮西照夫和歌山大学保健管理センター助教授に、メキシコ・インディオ社会における子供の心の病についてお話をいただきました。マヤ系インディヘナの子供の生活や種々の儀礼を通して、現代社会に生きる子供たちの心の病を、限られた時間ではありましたが、感銘深く伺うことができました。
シンポジウムの「いじめや非行をめぐっての生活指導と学校保健」では、つかみどころのないテーマであり、座長にお願いした猪尾和弘教授には、大変御迷惑をおかけしたものと思います。しかし、このテーマに造詣の深い四人の話題提供に対して、フロアーからは活発な質疑が出され、問題の深さを痛感した次第です。
本学会が盛会のうちに充実したものとなり得ましたのも、偏えに、先生方の御熱意と御支援の賜であり、更には、和歌山県教委・和歌山市教委の御後援と、御協賛いただいた三師会や関係各社、並びに地元評議員の方々の御協力によるものであり、関係者一同深くお礼申し上げます。特に学会幹事長の武田眞太郎・和歌山県立医科大学教授には、何かと御指導いただきました。この紙面をお借りして厚く感謝申し上げます。
次回の第35回学会は、京都府で、金井秀子・京都教育大学教授を学会長として開催されます。多くの学校保健関係者が京都大会に御参集いただき、より実りある学会となりますように心から祈念いたします。
――昭和62年8月10日 近畿学校保健学会通信 No.58 より――
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