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第34回近畿学校保健学会の開催にあたって
第34回近畿学校保健学会 会長 松岡 勇二
本年7月に滋賀県大津で開催された第33回学会大会の総会において、次回は和歌山県が当番としてお世話させていただくことが決定し、同時に、若輩である小生が、学会長の大役をお引き受けすることになりました。もとより、その任にあらずと思いますが、各位の暖かい御指導、御支援をいただきまして、意義深い学会大会にいたすべく、微力ながら努力いたしたいと存じます。
開催要項にもありますように、期日は6月20日(土)、会場を学舎統合移転の半ばを過ぎた和歌山大学教育学部にさせていただきました。由緒ある市の中心地から、大阪寄りの高台に移転した統合地は和泉山脈の中腹に位置するため、周囲は木々に囲まれ、キャンパスからは和歌山市内や和歌浦湾が一望できますし、また遠く淡路島、四国が望まれる環境ですので、きっと御満足いただけるものと思います。ただ、路線バスの本数が極めて少ないのが難点ですが、大学側の好意でマイクロバスを運行していただくことになっております。詳細は、次号の学会通信に掲載いたします。
本学会の日程及び内容としましては、慣例に従って、午前中に一般演題の発表と質疑を行います。限られた時間ではありますが、出来るだけゆとりをもたせて、十分に討論いただけるように工夫したいと思います。多くの方々による研究成果の御発表を期待しております。午後の特別講演では、「メキシコ・インディオ社会における子供の心の病」(仮題)について、精神科医でマヤ文化の専門家でもある 宮西照夫 和歌山大学保健管理センター助教授にお願いしております。インディオの子供の養育方法や種々の儀礼を通して、現代社会に生きる子供たちの心の病を浮き彫りにしていただけるものと思います。また、シンポジウムでは、長年にわたって社会的な問題とされながらも、未だ解決をみない“いじめや非行、暴力などをめぐって”討論する場を企画いたしました。これは決して目新しい内容ではありませんが、日夜、生活指導で苦悩していることがらを出し合ってみませんか。そこから少しでも解決の糸口が得られれば幸いです。特別講演においても触れられましょうが、いま一度、心の健康問題について、突っ込んだ議論を展開してみては如何でしょう。
和歌山というと、交通に不便を感じられる方もおありでしょうが、年に一度の学会大会でもあり、大勢の方々の御参加を得て、大会を盛り上げていただきたく、心からお願い申し上げる次第です。
――昭和61年12月15日 近畿学校保健学会通信 No.56 より――
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