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第30回近畿学校保健学会の開催にあたって
第30回近畿学校保健学会 会長 山城 正之
寒暖の定まらない日が続いておりましたが、漸く春らしくなって参りました。このところ、校内暴力をめぐる暗いニュースが新聞等で報ぜられ、学校保健の役割、教育における保健の機能について、あらためて問いかけられる思いがあります。
昨年初夏、京都での本学会の決定にもとづき、今年は神戸市で第30回近畿学校保健学会を開催いたします。7月3日(日)、神戸市勤労会館を会場に行いますので、近畿の学校保健関係の皆様の積極的な御参加をお願い申し上げる次第です。
学会の運営について、特別な知恵があるわけではありませんが、予定しておりますことは、報告一題について口演と討論を合わせて15分の枠がとれるよう工夫し、少しでも学会発表の意義が深まるよう考えているところです。特別講演としては、黒丸正四郎先生の後任として、神戸大学医学部精神医学教室に御着任になった中井久夫教授に“こころの健康をめぐるテーマ”(テーマ未定)で御講演願うことになりました。「分裂病と人類」(東大出版、1982)の著作など精力的で気鋭の方です。
昨年京都で特別講演された山中京大助教授とは、名古屋市立大学医学部で同僚であった方です。皆様方の御関心に必らず応えていただける講演になると思っております。
本通信に追悼文が寄せられていますが、この2月15日、日本の学校保健の大先達である竹村 一 先生が93才で亡くなられたことをお伝えしなければなりません。神戸大学、天理大学等で学校保健について先生から学ばれた方は、とくに近畿では多いことと存じます。
特別講演以外の行事の具体的な細目は未だお知らせできるまでに至っておりませんが、神戸で行われる7月の第30回近畿学校保健学会が、関係の皆様方にとって、より近いものでありたいと願っておりますので、ぜひ、御参加、御協讃下さいますようお願い申し上げます。
――昭和58年4月2日 近畿学校保健学会通信 No.44 より――
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