近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 III 期
 

第29回近畿学校保健学会を終えて

第29回近畿学校保健学会 会長  北村 李軒


6月に入ってからの1週間は連日のように雨模様でしたが、学会の前日からはようやく晴れ間も現われ、当日は幸いにも初夏の空に変わりました。

学会の成否と天候とは直接の関係はないはずですが、非力な当事者としては、せめて天気だけでもよかれと願うほどに不安な気持で開催日を迎えました。

それというのも、小生の不馳れに加えて、規則改正後はじめての学会であったからです。固定会員を主軸とした運営ではありますが、当日だけ参加して発表・講演を聞いて勉強したいという熱心な非会員のご要望があることは、準備中から肌に感じておりました。両者をどう調整すべきかに迷ったものです。そして、学生の参加は当事者にとって、ほんとうに嬉しかったことの1つでした。

このような、いわば我流の企画・運営によって、29回の歴史を持った学会のひとコマとして行われたことは、良きにつけ悪しきにつけ、今後に影響を及ぼすであろうと考えると、学会を終えた今日でもなお不安が残っております。
しかし、一般口演では予定時間を越えて熱心な質疑が行われ、特別講演やシンポジウムでは、真剣にメモをとったり、1つ1つに頷いておられる参加者の姿が印象的でした。

有難いことに、府および市の両教育委員会、医師会、歯科医師会、薬剤師会から多大の御後援を賜わり、また、多くの会社からも暖かい御支援をいただきました。厚くお礼申しあげます。

学会の企画については、準備委員会においてご検討願ったものですが、当日の特別講演やシンポジウムの内容などについて、2、3の会員の方から過分のお褒めの言葉を頂戴しました。当事者に対するお世辞とは知りつつも、大きな慰めになっていることは否めません。

本学会の今後の発展を祈るとともに、学校保健の現場における質的向上を念願して、ご挨拶と致します。


――昭和58年4月2日 近畿学校保健学会通信 No.44 より――

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