|
近畿学校保健学会暫定幹事長に選出されて
大阪教育大学 教授 上林 久雄
今度、近畿学校保健学会の会則改正にともなう暫定措置にもとづき、暫定幹事会より暫定幹事長に選出されて学会のお世話をさせて頂くことになりました。浅学菲才の上、大学教授として教育研究や内外の公務にも多忙な身でありますが、学会の先輩各位や会員の皆々様の御指導と御支援をたのみの綱として一日も早く新会則による学会運営ができますよう色々とお世話させて頂く心構えでおります。会員各位の心暖い御力添を心よりお願い申し上げます。
近畿学校保健学会は昭和29年第1回学会が開催されて以来、近畿の学校保健関係者の熱心な研究心に支えられて今日に至りました。その間、多くの先輩諸先生方が「片すみの日影の場所」にある学校保健をただ一途に児童・生徒の心身の健康を希求して「日のあたる場所」へおくために血のにじむような努力を重ねられたのであります。そして、今日の教育現場での児童・生徒の心身の健康状態をみるとき、「学校保健なくして明日の教育はない」とすらいえる時期に来ているのではないかと考えます。このような情況をふまえて、われわれ学会員は、大学、教育現場、地域のいずれの分野にあっても常に密接な連けいと協力を保ちながら、「会員のための研究」ではなく「真に児童・生徒の健康のための研究」をおこなうことが、多方面より要請されているものと確信しております。今回の会則改正も前述した意味で会員相互間の今迄以上の連帯を深めるため、学会の組織運営を効率化するとともに、近畿学校保健学会が「与えられた学校保健」から「創られる学校保健」へ多少なりとも変容させるべくおこなわれたものであります。
大方の会員の皆々様の御協力を重ねてお願い申上げて御挨拶に代えさせて頂きます。
――昭和56年11月15日 近畿学校保健学会通信 No.41 より――
|