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第28回近畿学校保健学会を終えて
第28回近畿学校保健学会 会長 武田眞太郎
去る7月9日、和歌山市民会館で開催しました第28回近畿学校保健学会では、近畿各地のみならず、遠く神奈川や徳島、高知の各県からも参加者があり、午前中、28題の研究発表をめぐって活発な討論が展開されました。校内暴力、非行などが表面化し、子どもたちの無気力が問題になるなかで、学校保健のかかえる課題も大きく変貌してきておりますので、これらの極めて今日的で対応の困難な課題への大胆な取り組みが必ずしも充分でなかったのが心残りではありましたが、午後の会長講演の折には会場内に300名をこえる方々がお集まり下さいました。
その後のシンポジウムの後半には遠距離の方が抜けられて多少淋しくなりましたが、広い会場いっぱいに学校保健にかける熱気が充ちておりました。真夏の太陽が遠く四国の山脈に沈む頃、時の経つのも忘れて、世代の差を超越して、お互いになごやかな雰囲気のなかで歓談していただいた懇親会も無事終了いたしました。
このように有意義に学会の1日を終ることができましたことは、お世話をさせていただいた者として誠にうれしく、心から感謝いたしております。
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第28回学会総会において新会則の
提案をする佐守信男幹事 (和歌山市民会館にて)
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第28回学会の懇親会点描
左端から小出陽三第10回会長、松村勇一和歌山医大学長(当時)、 武田眞太郎第28回会長、美崎教正第24回会長
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ところで、今回の学会で特筆すべきことがあります。前回の和歌山での学会総会以来6年間、学会事務所の常設や恒久的な会員制度の導入などをめざして慎重に検討が重ねられてきた新会則が、今回の総会において会員の皆様の御協力を得て、審議決定され、装いを新たにした近畿学校保健学会がその第1歩を踏みだすことができたことです。その後の暫定幹事会で、新しく規定された幹事長を大阪教育大学の上林久雄教授にお引き受けいただき、学会事務所が大阪教育大学に設置されました。
この新しく誕生した学会の組織運営のあり方に従って、来年の第29回の学会は京都大学の北村李軒教授のもとで開催されます。これを機に、本学会がますます発展いたしますことを祈念してやみません。
最後になりましたが、今回の学会に寄せられました会員の皆様の御理解、幹事や評議員の諸先生方の御協力に厚く御礼申し上げます。さらに、本学会を御後援いただいた地元の学校保健関係機関ならびに種々の御援助を賜わった全国各地の援助者の方々に対しまして深く感謝いたします。
――昭和56年11月15日 近畿学校保健学会通信 No.41 より――
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