近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 III 期

 

第23回近畿学校保健学会を終えて

第23回近畿学校保健学会 会長  山岡 誠一
(京都教育大学 教授)


梅雨期ではありましたが幸にも天の恵みを得て、初夏の太陽が微笑んだ6月29日、約400名の皆様をお迎えして、第23回近畿学校保健学会の総会を盛大に開催することができました。これひとえに会員の皆様方の学校保健に対する熱意、ないしは関心の高まりによるものと歓喜の念に耐えません。とくに東京や東海地域からも参加を得たことは、近畿学校保健学会の先輩たちの成果が評価されつつあるものと存じ、同慶の致りでございます。

第23回学会は、午前中2会場にわかれて24題の貴重な研究や実践成果の発表とこれに対する真摯な討論が繰り返され、午後は総会のあと、船川幡夫教授(日本女子大学)の“健康診断、体力診断の諸問題”と題する特別講演、先生の永年の御研鑚と豊かな御体験の結晶を拝聴し、また“学校における健康、体力づくり”をテーマとしたシンポジウムに時の経つのも忘れてタ刻6時頃まで論議が続き、有意義な1日を送ることができました。特別講演やシンポジウムの概要は日本学校保健学会の機関誌「学校保健研究」の19巻3号(本年3月発刊)に掲載される予定になっていますので再読いただければ幸です。

次に、学会当日の総会において、西田義文(京都市学校医会、日本学校医会顧問)、宮田尚之(京都大学名誉教授、日本WHO協会常務理事)の両先生を本会の名誉会員として、満場拍手のもとに推挙されました。西田先生は昭和9年以降現在まで学校医として児童生徒の健康管理に献身、学校保健に対する学識、経験も豊かで京都府・市の学校医会長や日本学校医会副会長の要職を歴任、その功績により文部大臣表彰を始め数多くの功労賞を受けられ、また長年、本会の評議員として尽力いただきました。宮田先生は京都大学教授として健康学の研鑚のかたわら学生の健康診断、健康相談に尽瘁され、さらに全国の大学に保健管理センター設置の制度を開拓して昭和50年の春定年御退官、本学会に対しても評議員として、また特別講演やシンポジウムの講師として御指導いただきました。ここに両先生の功績を鑚えるとともに、今後の御健康と御発展をお祈り申しあげます。

最後に、第23回近畿学校保健学会に対しての会員の皆様方の御理解、評議員や幹事として御支援いただいた諸先生方、ならびに共催者として御援助賜った京都府、市両教育委員会に対して厚く感謝いたします。なお次期学会は、新進気鋭の神戸大学教授、美崎教正会長のもとに、神戸市で開催されます。第23回学会に賜わった皆様方の御声援を次期大会にも引き続いて寄せられ、より盛会に、より進展することを願って御挨拶といたします。

                   
――昭和52年3月18日 近畿学校保健学会通信 No.31 より――

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