近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 II 期
 

22回近畿学校保健学会を終えて

和歌山県立医科大学 教授   武田 眞太郎


昨夏、和歌山で第22回の本学会を開催いたしました折には、同じ近畿圏にありながら京阪神地区に比べてひどく交通の便が悪く、しかも夜来の雨が残る悪天候にもかかわらず、多数の会員がお集まり下さいまして、終始熱心な討論が展開されましたことを、お世話させていただきました私ども一同心から喜んでおります。

午後のシンポジウムは、企画の段階では討議時間が充分ある予定でしたが、実際に司会を進めてみますと、残された討議時間が大変短かく、参加された会員の皆さんの御期待にそえなかったのが、今もって心残りです。しかしながら、心の健康については、教育にたずさわる以上は、いつも念頭になければならない問題ですし、当日提供された話題は、少なくとも現在の学校保健に対する1つの問題提起としての役割は果たしえたものと考えております。そこで、編集作業が大変遅れてしまったのですが、このシンポジウムの記録を日本学校保健学会編集の「学校保健研究」に近々掲載します〔特集 第22回近畿学校保健学会シンポジウム 精神の健康をめぐって、学校保健研究 18、202−24、昭51〕ので、ぜひお読みいただき、もう一度精神の健康についてお考えいただけるよすがになれば幸甚です。

また、総会で全員一致で認められました、学会の組織ならびに運営の強化策を検討するための「近畿学校保健学会組織検討特別委員会」は、まだ結成の準備段階にありまして、正式に発足しておりませんが、今年の第1回幹事会を期して発足し、積極的な検討が開始されるものと思います。学校保健は学際的な領域であるだけに、その組織のあり方については、過去22年間、いつも問題にされながら解決策のだされていない課題ですので、この機会に衆知を集めてじっくり腰を据え、恒久的な解決策が提案できるところまで検討していただきたいと考えておリます。

今年は、京都教育大学の山岡誠一教授を会長に、学校保健に伝統のある京都で、第23回近畿学校保健学会が開催されようとしております。使い古された言葉ではありますが、古き革袋に新しい酒を入れ有意義な学会になりますことと存じ、心から期待しております。

では、また京都でお会いしましょう!


――昭和51年1月20日 近畿学校保健学会通信 No.29 より――
註:〔 〕内の記載は編集委員会による補足である

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