近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 II 期
 

20回近畿学校保健学会開催にあたって

                第20回近畿学校保健学会 会長
天理大学 教授  橘  重美


 今回、第20回近畿学校保健学会を奈良県で担当し、はからずも私が学会長として学会開催のお世話をさせて頂くことになりました。もとより浅学で、歴史と伝統に輝くこの学会を開催するにはあまりに無力で大きな負担を感じておりますが、今迄同様、学校保健関係の多くの諸先輩ならびに会員のみなさんの御指導と御協力を得て意義ある学会にしたいと思います。よろしく御支援賜りますようお願い致します。
 近畿学校保健学会も回を重ねてこのたびで20回を迎えることになりました。幾多の難問題をかかえながら、学校保健によせる限りない情熱と期待のもとでこの学会を育てあげてこられました諸先輩のかたがたにあらためて敬意を表し感謝したいと思います。
 激変と流動が予測される未来社会に生きるために、今ほど人間の健康が真剣に考えなおされなければならない時はありません。学校保健百年の歴史に想いをよせ、これからの学校保健の重要さを痛感します。
 学校保健の本質、即ち“教育としての健康教育”を明確にし、人間形成のための学校保健をより充実し、その中に生命尊重の中心理念が貫き通されなければなりません。
 学校保健は現場のものである立場から、今学会では、“これからの養護教諭”を主題としてとりあげ、シンポジウムではこれからの養護教諭を、また特別講演では養護教諭とともに半世紀を歩まれた竹村 一 博士にこの問題についてお願いすることになり、御快諾を頂いています。この学会を通じて学校保健の本質を浮きぼりにするとともに、養護教諭の問題把握に資したいと考えております。
 できるだけ現場の先生に多く参加を期待し、大学関係者、学校医とともに相たずさえて討議を深めたいと思います。
 今学会が、明日の学校保健前進のためにその道を照らす灯ともなればと祈念します。


――昭和48年5月21日 近畿学校保健学会通信 No.23 より――

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