近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 II 期
 

17回近畿学校保健学会の思い出

第17回近畿学校保健学会 会長   米田 幸雄


 この春〔平成14年〕、幹事である京都の八木 保 先生から書簡が届いた。私が会長を引き受けた第17回年次大会(昭和45年9月)の頃の「近畿学校保健学会通信」No.19、20がないので、「50周年記念誌」の編纂で武田眞太郎先生が難渋しておられる。私の手元にないかとのことであった。通信19、20号は京都と次の神戸での第18回学会との間で経過したことになるとも記されてあった。これは一大事と要所要所をあたり、保健体育課でも探して頂いたが、見つからないとのことであった。昭和45年頃といえばもう30年以上前ではないか。生来、物覚えが悪い上に80歳に近い。学会通信のことも年次大会のことも忘却の彼方に沈んでいる。しかし、記憶を辿って少しでも往時を思い出さなければならない。

 その頃の学会は個性の強い熱心な三人の先生に精力的に牽引されており、私などペイペイで、足元にもよれませんでした。ある日、次期会長侯補として会合に呼ばれ「学会は和歌山の次は京都だ」と慣例どおり、すんなりと決まり、当番大学の決定で一揉めして結局「京都は京都教育大学でやって頂く」ということになり、昭和45年9月6日に第17回学会を開催する運びとなった。

 当時、学会通信にかえて学会誌の発行が論議されており、二人の先生は「編集的にも資金的にも時期尚早」と反対、他一人の先生は「学会誌のない学会というものはありえない」との強い持論の持ち主で、やがて独断で、体裁を整えて「近畿学校保健学会誌」(B5判、p50程度)を作成し、50冊ほど私の大学に送ってこられ、会員に配布してほしいと要望されました。

 ここで、一悶着があり、反対の二人の先生は「学会が認めていない学会誌を勝手に発行したり、まして会場で配布するなどもってのほかで、学会誌の廃棄」を主張されました。まもなく学会を迎え、私は結局、配布せず廃棄することに致しました。「近畿学校保健学会通信」No.19は学会誌問題と関連があり、もし学会誌が発行となると学会通信は不要となり、その余波でNo.20も発行しなかったのではないかと考えています。「近畿学校保健学会通信」No.19、20の不発行は何の抵抗も感じませんでしたが、今日、欠番として記録されていることを知り、不手際なことで、申し訳ありません。

 さて、第17回近畿学校保健学会は昭和45年9月6日に京都教育大学で一般講演26題を集め、二会場に別れて発表され、無事盛大に行なわれた。シンポジウムも特別講演も社会の関心事となりつつあった青少年の性問題を取り上げることとしました。性教育の基盤は性道徳にありとの信念のもとにシンポジウム「性教育のあり方」では教育・心理、医学、法曹などの先生方、PTAの方に提言して頂き、特別講演は大妻女子大学の平井信義先生が「発達期の性教育」と題して話されました。


会長の挨拶など、当時の文書が残されていないため、記念誌の編集に際して改めて当時の思い出をご執筆願いました。
――編集委員会 記


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