近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 II 期
 

大会をおえて

第13回近畿学校保健学会 会長   伊東 祐一


 盛況裡にとどこおりなく大会をおえた事は、一重に会員皆様方の絶大な御協力によるものと厚く御礼申し上げます。

 初め演題数が少ないのではないかと懸念致しておりましたが、〆切まぎわになって尻上りにふえ36題の多きに達しました。このために嬉しい悲鳴をあげるといった様な有様で、会場の設営等、予定の変更を余儀なくされるのではないかと案じましたが、時間をフルに活用する事によって、何とかきりぬける事が出来ました。しかしそのために竹村先生の特別講演、その他に御迷惑をおかけした事を深くお詫びを申し上げます。
 
  今回は特に保健教育に重点をおくという趣旨でございましたが、一般演題中には管理面の問題が多く見受けられましたが、これとて管理即教育という考からすれば、当を得た事でありまして、しいてわける必要もないという事になりませう。特別講演における竹村先生のお話は「学校保健の動向と将来への示唆」という演題ではございましたが、その中に多分に保健教育の面がとりいれられておりましたし、シンポジウムは特に「保健教育のあり方」として安全・性・精神衛生に関し、発育段階におけるそれぞれの教育上の問題点を平常深く関心をよせられ、かつ研究されている方々によって御発表いただいたため、特に熱心なディスカッションが行われまして、充分所期の目的を達し得たことと存じます。

  昨年に引続いて本年は伊良子〔光義〕、岩田〔正俊〕、千田〔勇〕、長谷川〔等〕の四先生を、名誉会員に推薦致しました。これは過去に於て学校保健に多大の貢献をされた四先生に、今後共大いに後進を誘掖指導していただきたいとの、会員一同の微意に他ならないのでありますから、先生方には益々お元気で学校保健の推進者としてお力添えをお願い致したいと存じます。

  終りに物心両面から甚大な御後援を下さいました方々に対して深甚な謝意を表し、併せて明年の奈良における大会にも、格段の御声援を賜わります様お願い申し上げます。簡単ながら紙上で御挨拶の言葉にかえさせていただきます。


――昭和41年8月10日 近畿学校保健学会通信 No.9 より――
註:文中の人名のあとの〔 〕内の記載は編集委員会による補足である

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