近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 II 期
 

第13回近畿学校保健学会 会長   伊東 祐一


 昭和29年第一回の本学会大会を開催して以来、回を重ねる事今年で13回、三度大阪に開催地がめぐってまいりました。昨年神戸で開催された第12回大会には私は止むを得ぬ所用の為欠席致しましたが、その総会の席上明年は大阪で開催、そして不肖私を会長という事が決定されました事を前会長佐守教授からお伺いしたようなわけで、すでに決定ずみであるからとの事でおことわりするすべもなく甚だ微力ながらお引き受けした次第であります。
お引き受けしたからには最善をつくして大会運営の衝に当りたい所存でございますが、何といっても会員諸賢の絶大な御援助なしには円滑に事を運ぶことは到底不可能と存じます。何卒よろしくお願い致します。短いとはいえ13年の本会の歴史をふりかえってみますと迂余曲折いろいろと困難な問題にも遭遇致しましたが、これは一重に本会発展の一段階であったと感銘に絶えないものがあります。

  今更ここに私が学校保健、保健教育の重要性を申し述べる必要はございませんが、只一言申し上げておきたい事は学校保健法の制定以来、それは不充分であるとはいえ学校保健管理の面は相当の進歩をみましたが、これに比して保健教育の面は必ずしも過去十数年間に充実したとは考えられない点であります。このような観点から、今年の大会のテーマも「保健教育のあり方」とし、シンポジウムにとりあげました。大会開催までまだ数ケ月ございますので、会員の皆様におかれても保健教育の面は勿論、広く学校保健の全分野にわたって平常の御研究の一端を御発表下され、第13回大会開催の成果を充分に発揮させていただきたいと存じます。

  尚、特別講演については、過去半世紀にわたって学校保健のために挺身されてこられた斯界の権威、竹村博士にお願い致しました所、御多用中にもかかわらず御快諾を得て、「学校保健の動向と将来への示唆」と題する御講演をいただく事が出来ました事は幸甚の至りに存じます。


――昭和41年3月10日 近畿学校保健学会通信 No.7 より――

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