近畿学校保健学会

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 近畿学校保健学会へのそのときどきの想い 第 II 期
 

皆様へ御礼とお願い

第11回近畿学校保健学会 会長  川畑 愛義


 昨年の和歌山の大会でみなさまの推挙を受けて本大会の会長をひき受けてからいいようもない重責を感じてきていたが、いま大会を終えて静かにふりかえってみるとき感概に堪えないものがある。学会の運営や、大会の持ちかたについての相談は専ら幹事会の協議の方針にしたがったが、幹事の方々が多忙中あるいは遠路のところを寸暇をさいて出席して下さったことが第一の感謝にあげられよう。幹事会会場に予定された椅子が足りなくて後から補充するのが例であった。また幹事会の討議は自由活発に行なわれたが、協力的、建設的であったことは、学会の規約を根本的に改定するような場合でも最終的には全員一致の終結をみることができたことでもわかる。みなの委員が小異を捨て大同につくという大乗的知見を示されたことも本会の前進のために大きなプラスであったにちがいない。

 大会の運営にあたってもシンポジウムの持ち方、特別講演の選び方について、みなが積極的に意見を開明されたことも本学会の伝統を物語るものであったであろう。とくに共催をして下さった京都府ならびに京都市の教育委員会の方々、学校医会の方々はお腹を空かしながら夜の深けるのも知らずに協議を続けることもしばしばであった。ここに満腔の謝意を表する次第である。

  大会には大元老として竹村 一 博士、千田 勇 博士、冨士貞吉博士、三浦運一博士、伊良子光義博士、片岡慶有博士などがおいで下さり、錦上花を添えて下さったことは何よりうれしく思わずにはいられなかった。会員一同も敬老の精神のほか、有難いことと感謝したことであろう。また遠く四国の高知大学の小松寿子教授、長野から仁科典子先生、東京から北町一郎さんなどが来られたのは「友遠方より来る。喜びこれにすぎるものはない」という言棄に尽きよう。それから発表して下さった一般会員、シンポジウムの講師・特別講演の重松俊明教授など、また御多忙中出席下さった会員のみなさまに心からお礼を申しあげたい。また本学会の運営のため蔭に陽に絶大の支援を下さった大島明雄博士にも格別の謝意を献げたい。終りにわが教室員の全員にはまた特別の厄介になった。

  次期大会は明敏にして有能な佐守信男教授が会長としてより一層有意義で盛大な第12回大会を開催されることを期待してペンをおくが、ここに重ねて全会員の一層の御活躍と御協力をおねがいしてやまない。では会員のみなさま、来年の春また神戸でおめにかかりましょう。それまでお元気で、お大事に。

    
――昭和39年6月20日 近畿学校保健学会通信 No.3 より――

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