|
<近畿学校保健学会発起人代表>
挨 拶
大阪学芸大学 教授
伊東 祐一
本日ここに近畿学校保健学会研究発表会を開催致しますにつきまして一言御挨拶致します。
既に全国各地区におきまして学校保健学会が発足し、活発に活動しておりますが、当近畿地区においても、その成立を以前から要望せられており、一方文部省におきましても、この問題について一方ならぬ関心を持っておられ近い将来において、各地区の学会を統合し全国単一の学会にまで発展させたい意向もありましたので、早急にこれが成立を企画致しておりましたところ、昨秋、各方面、各位の御援助によって学会発足の運びにいたったことは、御同慶のいたりに存じます。
近畿学校保健学会と申しましても未だ発足後日も浅く、総会も未だ開いておりませんし、財政的にも非常に貧しい状態ではありますが、会員各位の熱意と、文部省始め大阪府、大阪市、又、多くの在阪の製薬会社の絶大な御援助により、この様に盛大に研究発表会が開催できました事を、この会のお世話を致しました者としまして非常に嬉しく思っております。
御来場の皆さんの中、未だ入会しておられない方は振って入会して頂き本会のため是非御協力して頂き、そして今後開かれるこのような研究発表会や、学会に出席し、或は研究発表に、或は討論に積極的に参加し、この学会の健全な発展に寄与して頂きたいと存じます。
これから演題7つにつき、それぞれ研究発表をして頂きますが、本日は特に文部省から新井保健課長が御出席下さいまして、学校保健学会について、お話をして頂くことになっておりますので最後まで御静聴をお願い致します。
簡単ながら、一言御挨拶方々御願い致しました次第であります。
――昭和29年2月13日 研究発表会 抄録集より――
|