会長挨拶

就任のご挨拶

文窓会 会長 池上淑子

このたび(平成21年4月1日)、6年間の文窓会副会長の任を終え、文窓会会長に就任いたしました。従来の同窓会活動を維持継続し、更に発展させることの責務を課せられ、諸先輩のご功績、ご苦労を思えばいささか荷も重く不安はありますが、微力ながら頑張って参りたいと存じます。文窓会会員の皆様には一層のご指導、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

さて、国立大学が法人化されて丸5年が経ちました。この5年間に国立大学を取りまく環境は激変し、大学運営形態が大学自体の責任においてなされるという、いわば自己責任を余儀なくされるなかで、「評価」と「競争」にまともにさらされることになりました。無論、神戸大学も例外ではありません。殊に文学部をはじめとする人文系学部に対しては、「利益を生まない学部」として、ともすれば低く評価されがちです。

しかしながら、昨年9月以降、アメリカのサブプライムローンに端を発した金融危機は世界不況を引き起こし、日本も経済、政治とも先が見えないまま混沌としてきた今、自律的にものを考え、合理的判断をくだせる人材の輩出が待たれています。まさに「人を育てる」文学部の出番ではないでしょうか!その源となる歴史、思想、言語などの教育は文学部が担うものです。幸いにして神戸大学文学部・大学院ではいち早く対応するプログラムとして「古典力と対話力を核とする人文学教育」を企画されており、今後は社会に貢献する学部して、これまで以上に高く評価されるものと大いに期待していることろです。

会員の皆様には文窓会への一層のご支援を賜りつつ、ともに力を合わせて文学部・大学院の発展に寄与して参りたいと心から願っております。

一昨年、文学部・大学院では修復改装工事が完了し、明るくモダンな学び舎が完成しました。本年は10月31日(土)にホームカミングデーが開催されます。この日は、会員の相互のみならず先生方や学生達とも交流と親睦を深めるよい機会でもありますので、是非、母校へお立ち寄り頂ければ幸いと存じます。

最後になりましたが、文窓会会員の皆様のご活躍とご健勝を心より祈念申し上げます。

以上

2010. 02. 08 | 文窓会TOP  文窓会について 会長挨拶